パーキングメーターの基本的な使い方と注意事項
自動車やバイクを運転するとき、できるだけ避けたいもの。それは2006年の道路交通法改正で取締が一段と厳しくなった駐車違反もその一つです。駐車料金も場所が都心となると高くなり、路上への駐車から数分間目を離したスキに取締を受ける場合もあるようで、数万の罰金となる場合もあります。さらに、59分以内に車両を移動させれば料金を支払わないで利用できるという見方もあり、様々な意見が取り沙汰されていますので、自分が良いと思う駐車方法を選ぶことが大切です。ここではパーキングメーターの基本の使い方と注意事項をまとめましたのでご覧ください。駐車違反になりたくない方は必見です。
そもそもパーキングメーターとは?
道路標識等が指定した短時間駐車が認められた区間に設置された駐車時間を測る機械をパーキングメーターと言います。パーキングメーターは、コインパーキングよりも場合によっては割安な料金で利用できる特徴がありますが、決められたルールを破ってしまうと駐車違反になってしまうので注意が必要です。次は4つのチェックポイントと基本的な利用方法のご紹介です。
1.従来型と新型
パーキングメーターには導入から13年以上が経過した従来型と、機能が改善された新型があります。大きな違いはありませんが、従来型に比べると新型は曲線を使ったスタイリッシュなデザインが特徴です。領収書の発行について2018年5月、元号改正に伴う領収書の和暦と西暦の表示変更により、領収書にかかれている元号の表示に和暦と西暦が混在する状況になっていることがありますが、これについてはこれからもしばらく続くと言われています。
2.制限時間
センサーに反応した時間から制限時間がスタートし、時間内に出ていく必要はありますが、お金を払うことで路上駐車できます。利用時間などのルールは道路標識などで確認できます。60分制限の場所がほとんどで、中には40分や20分と短い場合もあるようです。利用時間の延長はできません。時間を過ぎると駐車違反として取締の対象になり、一度駐車し直すか、別の空き場所に止め直す必要があります。
3.注意事項
パーキングメーターのある道路標識にはこのような表示があります。例を挙げてみましょう。
- 1.まず「P」(パーキング)の文字のとなりにある「60」などの数字は駐車できる時間です。
- 2.その上に「9-19」の表示。これは午前9時から午後7まで利用可能、逆にそれ以外の時間は利用できない(駐車禁止)ということを表しています。
- 3.そして、「土・日曜・休日を除く」これは指定されている日は一日中利用できないという意味です。
- 4.大きな車両が2枠同時に使用することはできません。また、白枠の中に「貨物用」と書かれたスペースがある場合、止められる地域と取締の対象になる地域があります。これは基本として業者等の荷捌きのために設けられたスペースですので、止めないようにしたほうが紳士的と言えます。
この他にも「標章車専用」「○月○日~○日を除く」など様々なバリエーションの表示があり規制内容は様々な理由で変更されることがあります。
4.料金
料金は60分300円(中には40分300円もあります)駐車料ではなく機械を管理するための手数料として支払う形になります。100円硬貨以外のお金(お札・硬貨)や電子マネーは使えません。コインパーキングでも1万円札が使えない所があるようですが、キャッシュレス化の進む中パーキングメーターは融通が効きません。両替に行っている間に取締を受けた事例もあります。キャッシュレス化が進む世の中ですが、パーキングメーターを利用される際は予め車の中には常に数枚の100円玉を用意しておく方が無難です。
基本的な使い方
このような手順で利用されるのがスムーズだという流れを書き出してみました。
- 1.駐車可能な時間帯かどうか道路標識などで確認する。
- 2. パーキングメーターに駐車可能な状態な場合、白線の内側に駐車する。分かりにくいかもですが、センサーが反応すると機械に「0分」の表示がされます。
- 3.確認した後はすぐに手数料、100円硬貨のみ使用できます。
- 4.決められた時間内に車を移動させる。
駐車違反になる場合
- 1.料金は100円硬貨で前払いです。後で払おうと未払いだと駐車禁止になる可能性があります。
- 2.時間外や制限時間を過ぎると駐車違反取締の対象になります。
- 3.白い枠線からはみ出ている場合も同じく取締の対象になります。
ちなみに自動車の駐車違反の場合は10,000円~25,000円(減点1~3点)バイクなら6,000~10,000円の罰金と、バカにしていい金額ではありません。
まとめ
ここまで、パーキングメーターの基本的な部分について様々な角度からご紹介してきました。使いやすい所に車を止められる便利な場所として、落ち着いて使えば機会自体の操作は単純、簡単なので場所や時間によって変わる状況に柔軟に自己責任をもってうまく対応してみてはいかがでしょうか?