イヌとドライブを楽しむための基礎知識と東京付近のペット向けスポット
大切な家族であるペットと楽しくドライブしたい!そんなドライバーの方は多いと思います。
ここではペットとドライブを楽しむための情報をご紹介します。
1.ペットに最適な乗車位置
イヌにとって最適な乗車位置とはどこでしょうか。
ここでは各乗車位置のメリットとデメリットをまとめました。
助手席
運転席から一番確認しやすいのが助手席。
空調なども管理しやすく、夏などは大きな利点です。
しかし、助手席は運転席に近いため運転の邪魔になってしまう可能性があり、事故の危険性が高まります。
また、ブレーキ時などにフロントガラスに激突してしまう事例も多く、ペットにとって危険性があるといえます。
助手席に乗せる場合は絶対にバッグやケージなどで固定しておき、不意の事故を防がなければなりません。
二列目座席
比較的広いスペースがあるためケージなどを固定しやすく安全性が高い点が利点です。
また、目視によりペットの状態を確認できます。
デメリットは側面からの事故などで衝撃を受けやすい点です。
ラゲッジ部分
ラゲッジ部分は車の中で最もケージなどを固定しやすいので安定性があります。
また運転席にペットが入る可能性も少なく、事故の可能性が低い点も利点です。
しかし、最も後方位置なので運転席からペットの状態が確認しにくい点と空調などが効きにくい点がデメリットになります。
また、後方からの追突事故の衝撃などの危険性もあります。
参考サイト:TOYOTA DOGサークル「イヌにやさしい乗車位置」
http://dog.toyota.jp/car-goods/car-life/position/?padid=ag125_link_c_c_04
2.ペットを乗せる場合の注意点
ペットとのドライブの際、気を付ける点がいくつかあります。
適切な対策を取らないと、思わぬ事故の原因になります。
また人間よりも繊細な感覚を持っているので体調を崩さないように気に掛けることも必要です。
車酔い対策
ペットが車酔いをしてしまう場合、様々な原因が考えられます。
車の中の芳香剤のにおいや、急加速急ブレーキなどの激しい動きなどです。
ペットの為にやさしい運転を心がけるのはもちろん、強い匂いの芳香剤を無臭のものにしてみましょう。
また、ドライブの数時間前は食事を与えないことで酔いにくくしたり、ペット用の酔い止めを服用させることも有効です。
脱走防止
思わぬ事故を防ぐためにはペットを車内にいれておくだけでは不十分です。
リードだけでは車内を自由に動き回ってしまい運転の邪魔になる可能性もあります。
運転中は絶対にケージやバッグなどに収容しておきましょう。
ケージやバッグなどはそのまま車内にいれておくのではなく、必ず固定して車の急な動きで落下したりすることを防ぐことも重要です。
また、ドアを開けた途端道路に飛び出して事故を起こしてしまうことも考えられます。
必ずリードを装着して思わぬ飛び出しを防いでください。
熱中症対策
エアコンをいれている車内でも日差しが厳しい日、とくに夏場などは車内温度は急上昇します。
また、ラゲッジスペースなどにペットがいる場合にはエアコンの効果が充分ではないこともあります。
運転中は脱走防止の為窓を細く開けて空気の入れ替えをしながらこまめにペットの状況をチェックしましょう。
また保冷材などをペットの近くに置いておくことも有効です。
パーキングエリアやサービスエリアなどで休憩をする際も車内に放置することなく、水を飲ませてあげたりして気を配ってあげてください。
休憩
長時間のロングドライブではドライバーだけでなく同乗しているペットも疲れてしまいます。
細かい休憩をはさんでペットを休ませて、トイレなどにも気を付けてあげましょう。
3.ペットの車への乗せ方
車のシートは犬にとっては意外と高いものです、小型犬は抱いて、中・大型犬は飛び乗らせて車に乗せてあげましょう。
ケージなどに慣らせておくと車に乗せる時も自分から乗ってくれます。
大きなエンジン音や不快な経験をしたことがあるペットは車に乗ることに躊躇しがちです。
そのような場合は車に乗ると良いことがある条件付け、具体的にはご褒美などで誘導してあげると苦手意識も薄れて車に乗ってくれるでしょう。
参考サイト:TOYOTA DOGサークル「イヌとのドライブ虎の巻」
http://dog.toyota.jp/tips/drive-bible/menu2.html
4.道交法上のペットの扱い方
そもそも道路交通法上ではペットはどんな扱いなのでしょうか。
道路交通法第55条2項では「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。」
とされており、これに違反すると罰則規定も定められています。
つまり、リードやケージなどで固定せずにペットが車内を自由に動くことができる状態にしてしまうと道路交通法違反ということになってしまいます。
また、ペットを固定していないことによって窓から飛び出してしまったり、急ブレーキによってフロントガラスにぶつかるなど様々な事故も起こっています。
ドライバーの安全だけでなくペットの安全も考えて、法律を守って楽しくドライブしてくださいね。
5.イヌにやさしい東京から行けるSA・PA
ロングドライブではドライバーもペットも休憩が大切です。
そんなときに気軽に寄れるのがサービスエリア。
今はペットも一緒にリフレッシュできるSAも数多くあります。
鮎沢PA(上り)
広い芝生広場のなかにドッグランがあります。
足洗い場などの設備も充実しています。
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=7
足柄SA(上り)
犬同伴可能なレストランのテラス席があります。
またドッグランやリードフックポールなどの設備も充実しています。
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=3
足柄SA(下り)
ドッグランだけでなく犬と一緒に入ることができるドッグカフェがあります。
ドッグカフェでは犬専用の食事も提供されており、ペットと一緒に食事を楽しめます。
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=4
海老名SA(下り)
犬専用の遊歩道があります。
https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=10
守谷SA(下り)
小型犬から大型犬まで利用可能なドッグランがあります。
また犬同伴可能なカフェもあります。
https://www.driveplaza.com/sapa/1400/1400016/2/
最後に
ペットは私たち人間に比べて繊細です。
そんなペットと楽しくドライブするには、まず安全に気を付けてあげることが必要です。
今回ご紹介したポイントを守ってドライブすれば、大切な家族であるペットと思い出を一緒に作れるでしょう。