駐車場管理ビジネスは儲かる?駐車場業界の企業リスト

駐車場管理ビジネスは儲かる?駐車場業界の企業リスト

街中や郊外に至るまで、いたるところに設置されている駐車場。駐車場は見慣れているけれど、その駐車場を管理する会社についてはあまり知らない、という方も多いのではないでしょうか。今回は駐車場業界に注目し、駐車場の管理を行うそれぞれの企業についてご紹介します。

駐車場業界の全体像

業界規模

駐車場業界の業界規模は過去11年に渡って伸び続けています。平成27-28年の主要対象企業4社の売上高の合計は、2,244億円に及びます。

堅調に成長し続ける駐車場業界

2006年に、道路交通法改正によって駐車違反の取り締まりが強化されました。これにより駐車場、特にコイン式の時間貸駐車場に対する需要が増加しています。さらに、2012年には税制改正で自動車重量税の免税・減税が実施されたことにより、自動車の購入と保有が加速しました。

駐車場業界の現在

2018年現在、都市近郊のコインパーキングの1時間当たり料金が値上がりしています。地価の上昇と建設需要の高まりから空き地が不足していることや、上述した駐車違反の取り締まり強化などが原因として挙げられます。これらの駐車場を取り巻く状況が、駐車場業界の成長を後押ししています。

参考文献

https://gyokai-search.com/3-parking.html
https://www.proseek.co.jp/pb/contents/column/gyokai043.html
https://limo.media/articles/-/5105

駐車場業界の企業リスト

パーク24株式会社

http://www.park24.co.jp/

パーク24は、駐車場管理業者としては業界最大手の企業です。国内の各所でコインパーキング「タイムズ」を展開しているため、名前を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。「タイムズ」はロック付きの料金徴収装置によって、無人で24時間駐車場を貸し出すことができる駐車場です。また、一台分から契約できるのが強みとなっています。現在では駐車場管理業のほか、大型駐車場管理やビル型駐車場管理、施設内駐車場管理といった、様々な駐車場事業を展開しています。

日本駐車場開発株式会社

http://www.n-p-d.co.jp/index.php

駐車場の総合的なコンサルティング業務や、駐車場経営管理などを中核事業としています。都心部のビル駐車場の仲介ビジネスを手がけ、駐車場サブリース事業を業界で初めて立ち上げた企業です。施設に併設された稼働していない駐車場をオーナーから一括で借り入れ、契約形態を組み合わせて管理・賃貸するビジネスモデルを得意としています。また子会社として、遊園地などの運営管理を行う「日本テーマパーク開発」、帰国子女・海外子女向け教育サービスを扱う「TCK Workshop」などを所有しています。

トラストホールディングス株式会社

https://www.trust-hd.co.jp/

福岡を地盤に、駐車場の運営・管理を中心に様々な事業を行うトラストホールディングス。駐車場事業においては、コイン式駐車場・有人のタワー駐車場・自走式駐車場などの、さまざまなタイプの駐車場を管理しています。また駐車場用レジ・精算機のPOSを利用し、売上分析・入出庫分析・カード会員管理なども手がけています。地域の活性化に力を入れており、地域イベントへの協賛のほか、地域との協働によるキャンペーン企画・分析なども行なっています。

株式会社パーキングマーケット

https://www.parkingmarket.co.jp/

駐車場に関するディレクション業務、アドバイザリー業務全般を行うパーキングマーケット。これまで市場に出なかった駐車場を、借りやすい価格設定で提供する「PMCマンスーリーパーキング」を運営しています。「PMCマンスーリパーキング」は、近くの駐車場が空いたら移動できる「近づいてくる駐車場サービス」や、新規オープンや解約をすぐに通知する「借り換え予約サービス」などが特徴的なサービスです。また、駐車場運営だけでなく保守管理やメンテナンス、修繕計画、施工も手がけています。

まとめ

駐車場業界の基礎知識と、駐車場の管理や運営を行なっている企業についてご紹介いたしました。駐車場業界の知識がつくと、道ゆく中で何気なく目にする駐車場も、少し違って見えてくるのではないでしょうか。

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