駐車場料金をETCで支払うことができる!便利な駐車場を紹介

駐車場料金をETCで支払うことができる!便利な駐車場を紹介

現在ほとんどの車についているETCですが、その決済システムを高速道路だけではなく駐車場の料金を精算するシステムに使うという試みが実施されています。
そこで、駐車場料金のETC決済についてご紹介します。

駐車場でのETCカード決済がスタート

ETCカードを利用する「ETCカード決済」は、一定の条件下でETCカード番号を読み込むことを可能にする仕組みが確立されつつあり、さらに国内ITSの最新のプラトフォームであるETC2.0の情報提供機能と組み合わせることにより多彩なサービス展開が見込まれています。
最近は民間の企業での利用も期待されており、駐車場でのETC決済サービスが始まりつつあります。
従来までは民間企業がETCカードの情報を利用することはできませんでしたが、車両や情報保護などセキュリティ上の安全性が確立されて制度が整い、民間利用が可能になればETCカードを駐車場決済だけではなく、様々なマーケティングに利用することもできるため、参入企業が急激に増えることが予想されます。

駐車場のETCカード決済はどのようなサービスなのか

では駐車場でのETC決済はどのようなサービスなのかをご紹介します。

ETCカード決済の仕組み

ETCカードを使った駐車場での決済や割引は以下の流れとなります。

1.駐車用の入場ゲートを通過する際にETCアンテナがETCカードを読み取る
2.カード情報を照合し、ゲートが開くため入場し、空いている場所に駐車する
3.商業施設での買い物などの決済をETCカードの親カードであるクレジットカードで行う
4.駐車場から出場する際は入場時に使用したETCカードを車載器に挿入しておく
5.ゲートを通過する時にカード情報を読み取り、駐車場利用時間と商業施設での決済金額に応じた駐車場利用料金の割引が自動的に行われ、出場が可能となる。

ETCカード決済の導入によって企業のメリットとは?

ETCカード決済が市場開放され民間企業での利用が可能となり、多くの一般客が利用する駐車場に導入した場合の活用法をご紹介します。

1.マーケティングデータとして活用できる

ETCカードの情報を使えば車で来た顧客の情報をデータで管理することができます。ただし、実際にその人が買い物したかどうかは関係ないため、「どのような人がいつ来ているか」などといった顧客全体の行動を分析することができます。

2.利便性と顧客満足度の向上

ETCカードでの決済により現金精算が不要になるため、店舗独自のサービスにおいても、クレジットカードの引き落としの際に自動で割引処理がされるため、割引手続きを簡素化できます。
さらに顧客が精算機に並ぶ必要がなくなり、スムーズな入退場が可能となるため、顧客満足度の向上も見込まれます。

3.車両を適切な車室に誘導する

ETCカードの情報により来店車両と来店者の紐付けが可能となるため、身体障がい者車両や特殊車両を、駐車場の適切な場所に誘導することができるでしょう。

駐車場ETC決済に対応している駐車場

駐車場をETC決済にして運営することはまだ始まったばかりで復旧していないないものの、試験的に運営している所は存在するためご紹介します。

タイムズ

時間貸駐車場を運営するタイムズは大阪市長堀駐車場と桜橋駐車場で「タイムズETCサービス」という名前でいち早くETCカード決済ができるようになりました。
このおかげで駐車料金の精算時に精算機への幅寄せや、身を乗り出しての精算操作がなくなるなど、スムーズに出庫することができます。
さらに入庫時間の通知や精算料金明細をメールで通知するサービスのほか、ポイントプログラムのポイント付与など、オリジナルサービスも行っています。

アマノ

駐車場の設備やシステムを手がけるアマノは2018年2月から3月にかけてイオンモール幕張新都心の駐車場で一般ユーザーをモニターとしたETC利用の試験運用を行ないました。
利用したモニターによれば、非常に利便性が高く、他の駐車場でも導入してほしいと言う声が多かったようです。

駐車場でのETC化に対応している企業と最新のシステムをご紹介

幕張メッセにて開催された「テクノフロンティア2018」では各企業がパーキングシステム・設備展のブースをピックアップして紹介していたため、ご紹介します。

1.株式会社東洋テクニカ

こちらは「ドライバーモニタリングシステム」という視線の方向やまぶたの動きを検知できるソフトウェアを開発しています。ドライバーの顔を撮影して解析することで視線方向や頭の動き、まぶたの開き具合などをリアルタイムで出力することができます。このシステムは予防安全装置の開発やドライバーの疲労に関する研究にも応用できるのではないかと期待されています。

2.株式会社イー・アイ・ソル

組込みや計測制御・Web系の開発を行うイー・アイ・ソルは音の発生源を可視化する装置です。音の発生場所を特定することができるため、ドアやワイパー、エンジンなどといった発生する音を低減するための対策として活用されています。

3.アマノ株式会社

アマノ株式会社は「車番認識・駐車位置案内システム」を開発しています。
ナンバープレート認識カメラを使ってどのエリアに駐車時したかスムーズに案内できるシステムです。
特に空港などの駐車場では、運転者が場所を忘れてしまうことが多く、精算機の画面とレシートに駐車位置が表示されるため、安心して使用することができます。

4.株式会社オーク

株式会社オークは駐車位置自動黒くアプリ「roverNAVI」を開発しました。これは、駐車位置を自動的に記録し、スマホで確認できるというサービスです。
例えば空港などの大型駐車場に無線機器を設置して位置を登録します。ドライバーは事前にアプリを入れておくだけで起動しなくても自動的に駐車場所が記録されます。
無線機器での利用のため、立体駐車場や地下駐車場などGPSが入らない場所での活用を想定しています。

5.ETC2.0普及促進研究会

ETC2.0普及促進研究会はETCカードを民間の駐車場、パーキングでも使えるようにするための実証実験を行っております。従来の駐車場は現金の精算や駐車券の発行、メンテナンスなど維持管理に手間がかかっていましたが、もしETCカードで決済できれば、そういった手間が省け、運営コストの削減から駐車料金の割引にもつながるかもしれません。

今後普及していくであろう駐車場のETCカード決済

ETCは2001年のサービスが開始された当初はあまり知られておらず、普及に時間がかかりましたが、現在では90%以上の利用率となっています。そのため、一度ETCカード決済が復旧すればETCカードを持っているドライバーの料金をチケットレスで徴収できるようになるという利便性が向上するため、あっという間に復旧することでしょう。